ヴィパッサナー瞑想 6日目

6日目

アーナパーナーからのヴィパッサナー瞑想に取り組む。

 

この頃になると、ヴィパッサナー瞑想の事しか考えておらず、邪念が大分払われて来た気がした。

 

 

筆者は大のネット人間なので、1日の生活のほとんどはPC・スマホに支配されている。

 

 

そんな筆者がスマホを見なくなって既に7日が経過している。

 

最初は世間が大きく動いてしまったのではないか、大切なメールが来ているかもしれない…東日本大震災もあったので、原子力発電所関係で何か大変な事が起きてないか…など最初は邪念も多かったが、もうそんな事は一切気にかけないようになっていた。

 

 

とにかく、目の前の課題、自己の探求に全ての時間を使った。

 

 

瞑想は、初めは小さい部分をゆっくり観察する事から始まるが、徐々に大きく、広くという風に指導を受ける。

 

 

講話では、渇望を起こさない、嫌悪をいだかない、という事を説明される。

 

 

渇望とは、前にも書いたが、欲望は穴の空いたバケツのようなもので、終わることのない欲求。

 

物語仕立ての話では、例えば素晴らしい家を建てたとしても隣の住人がもっと素晴らしい家を建てると、たちまち自分の家がみすぼらしく感じてしまい、悔しくなってしまう…という物語が例えに使われていた。

 

こうした心の渇望は終わることはない、目の前にあるものの価値は何も変わる事はないのに、競争してしまう事で自分の心が悲しみ、苦しみを生み出してしまうというもの。

 

こうした渇望は持たない事こそ健全である。

 

 

 

また、瞑想においても突然悟りを開いた!とか、凄い体験をした!または、してやる!という気持ちを持たない事との指導も入る。

 

まさに調子に乗ってしまう頃合なのだろう。

 

自分もそう言う傾向があったので戒める。

 

渇望を無くすための瞑想で渇望を生み出すことのないように…と気をつける。

 

 

 

嫌悪については
自分をダメだという風に責めてしまったり、人のせいにしてしまったり、そういった気持ちを起こさない事。

 

瞑想においても、自分には出来ない、才能がないなどと思って取り組んではいけない。

 

アナウンスでもいつも流れるが、いつも心は冷静に、静かに。
ただひたすら観察する。

 

これがなんといっても大事。

 

 

また、指導者への疑念、イライラした気持ちを起こす、という事も逆効果なので注意が必要。

 

 

どんな時も冷静沈着で、達観した姿勢を保てるように。

 

それこそがヴィパッサナー瞑想の目指す所なのである。

 

 

 

そういえば、どこかの体験記で目にしたが、瞑想中にワー!といって脱走したという方も中にはいるとか…

 

コースマネージャーの方も最後に話していたが、脱落者はやはりどうしても出る事はあるんだそう。
まぁ、バスがあまり通って無いので、帰りは大変だろうが、柵も何もないので、普通に脱走は可能である。

 

甘い気持ちで来て、瞑想に上手く気持ちが乗らなかったら逃げ出す事もあるだろう。

 

 

 

また、自己を振り返ると、膨大な考える時間がある為、どこまでも深く考える事が出来る。

 

 

中には思い出したくない事まで思い出してしまうといった事もあるかもしれない。

 

ヴィパッサナーをおすすめしないという方も中にはいるようだ(あらゆる欲が無くなり人間らしくなくなるなど諸説色々ある。)

 

 

とは言え、心の手術、心の浄化、自己の探求などには絶好の場だから、そういった事を真剣に取り組むにはこれ以上の場所は無いとも言える。

 

 

何事も使いようだと思う。