ヴィパッサナー瞑想 仏教 解脱 輪廻 関係性

ヴィパッサナー瞑想と仏教における解脱・輪廻との関係性について

ヴィパッサナー瞑想にはブッダが悟りを開いた瞑想方という事が謳い文句としてありますので、やはり究極の所は悟りの追求にあるのではないかなと思います。

 

悟りは、解脱・涅槃・ニルヴァーナなど様々な言葉で表される事がありますが、仏教や宗教によっても考え方は様々だったりします。

 

 

仏教で言う所の考え方としては、悟りを開く事が出来れば輪廻からも解脱出来るという事が究極の目標とされています。

 

輪廻とは人や動物が死後に転生し生まれ変わるという思想ですが、その中身は六道輪廻とも言われており生前の行為(カルマ)の結果この六道のどこかに振り分けられて転生を繰り返すものだと考えられています。

 

また、輪廻の存在は総じて苦であり、二度と再生を繰り返さない解脱が最高の理想と考えられています。

 

六道輪廻

 

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  • 修羅
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  • 畜生
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  • 餓鬼
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  • 地獄

 

 

輪廻とはこうしたものではありますが、ゴエンカ式ヴィパッサナー瞑想における考え方としては、ブッダは論理的・合理的な考え方を良としていた為、こうした論証の難しい問題については、益が無く深く考えるべきでは無いとされているという傾向にあるように思います。

 

 

宗教においては、こうした輪廻の思想は信じられているという事が多いような気がしますが、実際の所はよくわからない問題でもあります。

 

 

死後の世界という事になって来るとスピリチュアルな世界にもなって来ますが、それと現実的思考だとされたブッダの教えは少し違っているような気もします。

 

 

しかし、理論としては通じる所があるのではないかなとも思います。

 

 

この六道輪廻というものは円グラフのような車輪のような形で六つの世界が分けられています。

 

よく、小さい頃に悪い事をすると閻魔様に裁きにかけられて、地獄のどこかに落とされると躾けられた事があるかもしれませんが、これがいわる六道の世界という事になるのだと思います。

 

 

車輪というと仏教の象徴でもあり、ヴィパッサナー協会のホームページにもありますが、悪い行いを繰り返さないというヴィパッサナー瞑想での教えと一致します。

 

 

こう考えると

 

  1. 生前の良き行いによって輪廻からの解脱がなされる。
  2.  

  3. 生前の良き行いをする為には自己や自我に支配されない様に欲から解き放たれて生きる必要がある
  4.  

  5. 自己を正し、欲から解放される為にはヴィパッサナー瞑想やブッダの教えなどが有効である

 

 

と、これらの一連の流れは関連しており繋がっているという事がわかります。

 

輪廻からの解脱の為には生前の自我からの解脱が必須だという事になります。

 

 

これによって最高の理想になれるという訳ですので、いわゆる「良き人間として生きる」という事が究極の目標と言っているに等しく感じます。

 

 

死後の世界やスピリチュアルな世界も信じてはいない訳ではありませんし、人間は体と魂のような体を動かしている何かに分類出来るという事も事実ですので、輪廻からの解脱というものが本当にあるのかどうかという事については答えを出す事は不可能ですが、どちらにしろ、生きている我々がその道に向かって出来る事は「清く正しく生きる」という事しか無いという事になりますので、結局の所迷いを捨てて正しい道の追求に励む事が一番という事になると思います。

 

 

前にも書きましたが、ブッダの教えは、新興宗教の為のマニュアルや権力を握る為・儲ける為の道具だったり、革命や宗教で徒党を組んだり政治をしたり戦争をしたりなどというものでは無く、シンプルに「人間の生き方説明書」のようなものなのではないかなと思います。

 

シンプルにして至上の教えだと思いますので、正しく有効に使いたい所です。